7月の家庭菜園
                      
            あなたもチャレンジ! 家庭菜園 
  
          秋冬取り玉レタスの苗作り

                        板木技術士事務所●板木利隆

               

 歯切れの良いレタスの新鮮な味は格別で、秋の菜園にぜひ取り入れたいものの一つです。
 その種まきの適期は、8月上・中旬(関東南部以西の平坦地)です。それより早くまくと、高温や長日条件により花芽ができ、とう立ちする恐れがあり、遅過ぎると大きく締まりの良い結球が得られなくなります。
 厚いさなかが、ちょうどまきどきとなるわけですが、レタスの発芽適温は15〜20度と比較的低温のため、この時期にはうまく発芽しないことが多いものです。できるだけ涼しい場所に置いて発芽させることが大切です。一番確実なのは、種子を6〜7時間水に浸して十分吸水させ、その後ペーパータオルの上に並べ、ふたつきのポリ容器に納めて、冷蔵庫のあまり低温でない所(5〜8度)に二昼夜ぐらい置き、芽が動き始めたころ育苗箱またはセルトレーに種まきすることです。
 種まきの用土は、市販の育苗専用のものを用い、種まき後の覆土は1mm内外、やっと種子が見えなくなるぐらい、ごく薄くします。
 覆土したらその上に稲わらを薄く覆い防暑、防乾します。わらがなければ新聞紙を2枚重ねで代用します。
 発芽したら覆いを取り除き、木陰や直射日光を避けた涼しい場所に育苗箱やトレーを移動し、育苗します。
 育苗箱にまいたものは本葉5〜6枚の苗に育てて畑に定植します。セルトレーにまいたものは本葉2枚のころ間引いて一本立ちにし、本葉4〜5枚に育て上げて定植します。乾きやすい時期なので、乾き具合をよく観察し、晴天日には1日2〜3回の水やりを怠らないようにしましょう。














                 7月の園芸


              
  四季の花づくり  

         
  秋まき草花を早く咲かす

                                 ●早川 京子
 


 コスモスやアサガオはまだまけます。日が短くなると花をつける短日性の草花は、今からまくと、草丈が短いうちに花を咲かせます。移植をして育てる期間が取れませんので、直接花壇に種まきをします。
 ダリア、サルビア、マリーゴールド、コリウス、早く咲いたコスモスなどは、8月前半に切り戻しておくと、秋にはまた花を咲かすことができます。マリーゴールド、ダリア、コスモス、コリウスは株の半分ぐらいのところで、サルビアは花穂の下方で新芽がついているところで、切り戻しします。切り戻ししたあとは追肥をしておきましょう。
 秋まきの草花は、温帯原産のものがほとんどで、涼しくなると生育し、ある程度の寒さに当って、春の暖かさを迎えると花を咲かせるものが多いのですが、なかには、少しの寒さに当たり、低温でも花を咲かすものがあります。こうしたものは、早くまけば冬から花を見ることができます。
 春早くから花壇を飾ってくれるデージー(ヒナギク)もその一つです。デージーは8月から10月ごろまで種まきできますが、早くまけば12月から花を咲かせ、5月ごろまで咲き続けます。遅まきでは花期は4月になります。種が細かいので、厚まきにしないようにします。1ヵ所に何本も発芽すると、モヤシのようになってしまい、良い苗ができません。双葉が開いたころから本葉1〜2枚の早い時期に、竹べらなどを使って、1本1本丁寧に、3〜4cm間隔に植え広げてやりましょう。隣の株と触れ合うくらいになったら、さらに植え広げ、本葉数枚で定植しましょう。
 よく似た性質のものにパンジーがあります。普通は9月下旬にまきますが、8月下旬にまけば早く花が咲きます。暑いと発芽しにくいので、風通しの良い、涼しい所やクーラーのある部屋などでまく工夫が必要です。


                           
「JA広報通信」7月号より